読書の秋。

昨日図書館に娘が予約していた本が届いたので受け取りついでに、自分も何気に本を借りて来ました。

七河迦南さんの「七つの海を照らす星」という本です。
第18回鮎川哲也賞受賞作とありますが、不勉強なのでその賞の重みとかがよくわかっていませんが、なんとなく手にとって読みたくなり、借りて来ました。
児童養護施設の中での不思議な出来事を一章毎の短編で書いたお話ですが、最後にはひとつの真実につながっていくお話です。
今の世の中、子どもが親と暮らせない状況に陥ったケースは本当に多くなってきていると思います。
悲惨とか可愛そう、という話ではなく、現実としてそういう事実があるわけです。
その事実に対してどうこう言える立場にもないのですが、
人間って残酷な生き物であるという事実と、また、どんな状況でも希望をもって生きていける生き物なんだなぁとあらためて思いました。

人によって違うとは思いますが、読み始めたら一気読みできる、秋の読書には丁度よい本です。(2時間半くらいで読めました)

七つの海を照らす星

七つの海を照らす星